(1) | 横沢入は、あきる野市都市計画マスタープランで、「自然とのふれあいゾーンとして位置づけられることになった。 |
(2) | 横沢入の自然は長年放置されてきた結果、遷移が進んできた。 |
・水田→湿地→遷移の進行→乾燥化も進んでいる。 | |
・雑木林→一様に高樹齢化→植生の多様性の喪失、林床植生も変化 | |
・スギ人工林間伐が行われないままに30〜40年生 |
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(3) | 「このままではいけない」ということで、市民団体による手入れも一部行われてきた。 |
(4) | 「自然とのふれ合いゾーン」として位置づけられることになったことで、あらためて横沢入の現況について評価を行い、どのように保全管理を行っていくかの目標と方針の確立が必要になっている。 |
(5) | 市民団体がバラバラに勝手に動いたのでは、その活動が横沢入の自然環境の保全について逆の結果をもたらすこともある。主たる地権者=JRと市民団体が共通の理解の下で、市民団体が保全管理に一定の役割を果たしていくしくみづくりが、JRにとっても市民団体にとっても求められている。 |
(6) | ついては、横沢入の保全管理を担おうとする団体・個人が協議会をつくり、保全管理にあたってのルールを定めて、JRとの共通の理解を深めながら、保全管理の作業を進めていく必要がある。 |