活動内容


横沢入里山環境維持管理
横沢入歴史文化財維持管理
横沢入ゴミ拾い作業
横沢入市民会議
横沢入野生生物調査
横沢入歴史文化財調査
横沢入を語る会
webアンケートどうしたいこれからの横沢入
横沢入里山探検隊
横沢入環境学習教材
里山ガイド養成講座
小学校総合科への協力
機関紙「横沢入だより」
ムササビの会会議


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里山環境維持管理


 横沢入を構成する中央の谷戸と五つの支谷は昭和40年代までは谷の奥まで棚田が営まれていましたが、地形上の制約から大型機械を導入できない効率の悪さや後継者難から、徐々に放棄されて休耕田となり、もっとも早くに水田をやめたところにはヤナギが茂っています。
 横沢入における保全活動の課題は、耕作放棄によって失われつつある環境区分帯、すなわち低茎草地帯と開放水域帯の保全があげられます。また、活用面での早急な課題は安全な歩行路(観察路)の確保と生き物とのふれあいの場の設定でしょう。この2つの課題を満たす業務として、地権者との協議のうえ農道整備作業と湿性環境維持作業を行っています。
 また耕作放棄後急速に増加したオオブタクサ、アメリカセンダングサ等の外来植物の除去作業も併せて行い希少種の保全に勤めています。

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横沢入歴史文化財維持管理

 横沢入の山中には南北朝から江戸後期と見られる石切場の遺構が広範囲に存在している。伊奈石という中世には板碑や五輪塔の材料として、近世には主に石臼に加工されて東京多摩地域を中心に近県に流通された石材の生産遺跡である。横沢入の伊奈石採石遺構は、北部の宮田地区遺構群、北西部の荒田地区遺構群、西部の天竺山東尾根遺構群に大きく分けることができる。これら遺跡群は、現在維持管理作業の不足から樹木や草本に覆われ埋没した状態となっている。また現場から中央部へ存在した搬出道も同様の理由によりアプローチさえ困難な状況となっている。このため、これら遺跡群の保全作業、及びアプローチ道の整備を随時行う。

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横沢入市民会議

現在、横沢入に関する活動を行っている組織は多く存在しそれぞれが個別に活動を行ってきた。これらの活動の中には、一方では利点であっても、他方には悪影響を及ぼすことも十分予想される。このため横沢入に関る諸団体が集まりこれらを監査、審議するための機関、横沢入市民会議が組織されている。本事業では、この会に主体的に参加運営していく。

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横沢入野生生物調査

 横沢入には、環境庁の「レッドデータブック」に記載される種をはじめ多くの希少な野生生物種が生息しています。今後の「横沢入マスタープラン」作成を考えていくうえでは、これら希少種の保全が重要な項目の一つとなり詳細な情報の集積が必要とされています。会では、里山遊志と連携し、特にホトケドジョウオオタカカヤネズミに重点をおき調査を行っています。また、近年増加傾向にあるガビチョウが在来の里山生物与える影響を評価することを目的にガビチョウ調査を専門の調査員により随時行っています。

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横沢入歴史文化財調査


横沢入には、伊那石石切場遺構群や第二次世界大戦遺跡をはじめとした多くの遺跡が存在する。今後の「横沢入マスタープラン」作成を考えていくうえでは、これら歴史文化遺産もまた重要な項目の一つとなる。本事業では、横沢入に現存する歴史文化財の追加調査を行った。

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横沢入を語る会


 今後の「横沢入マスタープラン」作成を考えていくうえでの一方の要素である、「活用」の情報を集積するために横沢入に関心を持つ人々が集い語り合う場を設定しています。

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web
アンケートどうしたいこれからの横沢入


 横沢入を語る会同様、活用の情報集積を目的に、広く一般の方からの意見が寄せられる場としてホームページを利用したアンケート調査を開設しています。

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横沢入里山探検隊

 ムササビの会では、1998年よりWWF助成対象事業の一環として「横沢入里山探検隊」を開催してきました。
 この会は、通常の観察会と異なり、自分で発見し、観察し、考察していくことの楽しさ(科学の楽しさ)を知ってもらおうとの意図からできるだけ具体的な説明をしないことをモチーフにし毎月実施しています。

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横沢入環境学習教材

ビジュアル教材の作成横沢入の自然環境、里山生物、歴史遺産を紹介するビジュアル教材の作成
ルートマップの作成横沢入を個別の目的に添って有意義に利用していくための具体的なテーマにそったモデルルートを紹介するルートマップの作成。
ガイドブックの増刷小学校総合科での利用等によるガイドブック需要増加から、WWF助成事業の一環で2000年に発行したガイドブック「横沢入の自然と歴史」の増刷。

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里山ガイド養成講座

 横沢入を中心に様々な里山の魅力を紹介する人材の育成を目的とした講座「里山ガイド養成講座」を解説しています。講座は、隔月1回をめどに毎回様々な分野の講師を招き実施しています。

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小学校総合科への協力

 小学校からの要請に応じ、講師の派遣や、各種教材の提供を行っています。

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横沢入だより

 横沢入を総合的に紹介する情報誌「横沢入だより」発行しています。

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ムササビの会会議

 これら各活動を総括監査する期間としてムササビの会会議をおいています。この会議にはどなたでも参加できます。

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横沢入ゴミ拾い作業


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