東京オオタカ保護連絡会 ―東京オオタカクラブ―

2002.6.22  多摩地域オオタカ調査報告
今回の調査には5名が参加し、2定点、2営巣地の定点調査と、3箇所の繁殖状況調査を行いました。
 
横沢入のオオタカの子供は、写真のように大きく育ってました。(顔は見えませんが)1羽だけしか確認できなかったのが気がかりですがきっと木の陰に隠れてたんでしょう。この様子だと、今月中に巣立ちそうです。7月に入れば、元気に飛び回る子供たちが見れると思います。横沢入にきたら空を探してみてください。

お母さんのパンダちゃん、お父さんのペンギン君は、餌を探して高い木の上や、鉄塔に長い時間止まってました。こうやってよく見晴らしのいいところで、餌になる鳥たちの動きを確認してからハンティングに出かけるんですね。この日は、獲物が見当たらなかったのか、2時間以上止まってました。

北側隣接地に棲んでる夫婦の巣は、残念ながら今年は放棄してました。周辺域でいろいろ作業が繰り返されていたのが影響したのかもしれません。別の場所に巣を作って子育てしてくれてるといいんですが・・・今後確認していきたいと考えています。

もう1箇所の繁殖状況調査は、青梅市の東のほうにある巣でおこないました。
この巣は、心無い人たちによって何年も続けて雛を密漁された夫婦の巣です。ここの巣も去年についで放棄してました。開発業者の人たちでさえ保護のために努力してるのにただお金のためだけに平気でオオタカかを殺してる人がいると思うと悲しくなります。いまだにオオタカの剥製は高値で取引されてるそうです。

次回の横沢入近郊のオオタカ調査は、7月6日土曜日です。皆さんの参加お待ちしてます。

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