4月

1日(土)
探検隊下見・里山復元活動

 いつものように探検隊スタッフのイガちゃんと下見。
今年は春の訪れがいつもよりも遅く、恒例の野草の天ぷらの材料がまだあまり伸びていない。
それでも、日当たりの良い場所などでは、ノカンゾウ・イタドリ・スイバ・カラスノエンドウ など、お馴染みのものが春を告げていました。

2日(日)
第25回 里山探検隊 by やっさん

今回は恒例の野草の天ぷら。
 いよいよこの「探検隊」も3年目を迎えてワンパターンに気をつけなければと思っているのですが、 どうしてもこの天ぷらだけはやめられない。というのも、私が食べることが大好きなのです。
 今年の「横沢入」はいつもよりも春の訪れが遅いようで食材となる野草もなかなか摘み取る程度に 伸びていないのが現状です。そこで今回は、少し足を伸ばして、よく日の当たる場所を選びながら ノカンゾウ・カラスノエンドウ・ツクシ・ノビル・イタドリ・スイバなど自分の食べる分を摘み取り 、お馴染みのお助けマン「椚」さんの調理道具で天ぷら。とにかく揚げたては、本当にうまい。 参加した人たちは、最初は半信半疑なのだが、一度食べると次々に揚げて食べていました。

当然のことながら、天ぷらだけで終わらせることはせずに、午後はトウキョウサンショウウオの 卵塊探し。初めて見る人は「クロワッサン!」と叫び、毎年見ている人もそれを聞き納得している、変な風景。 よく見ていると、親が姿を現してくれたので、ちょっと捕まえて卵塊と比較すると、皆さん産み立てが小さく、 段々と水を吸って大きくなることを十分納得してくれました。やはり、体験ですね!



16日(日)
オオタカ営巣調査

 3月の中旬に営巣を見に行ったときは、造巣など余り変化が見られなかった営巣も、 3月の終わりに造巣の確認をされたため、確認に行く。
 営巣確認の素人である私にとっては、難儀な仕事で営巣付近に近づくと、 警戒して鳴かれるのであるけれども、営巣を双眼鏡で除いても巣の変化など全くわからなかった。
ただ、非常に警戒はしているので今年も、例え近くに営巣を変えてでも繁殖活動は してくれると思った。

 ムササビの会の活動も、いよいよ本格化し、 「横沢入」問題も正念場を迎えようとしています。

バブル時代の計画されたこの「横沢入」問題。
 バブルは弾け、世論も開発から自然保護へと確実に変わってきています。 ただ、その波が「五日市」という田舎(私にはそう思えているのですが)に伝わり、浸透するまでには 非常に時間がかかります。地道な我々の活動が少しずつ認められようとしているのが、 何となく感じてきます。
 もう少し頑張れば‥‥‥。

 ただ、自然保護の活動をしている人々の中には、あまりにもマイペースにプライド高く行動する人もいます。 そのような人たちがお互いに手を取り合って、妥協するところはお互いに譲り合って、 「横沢入」全面保全という大きな目標に対して一緒に進むことができたらと思うの ですが。
 里山の素晴らしいところは、様々な生物がお互いに影響をしあって共存しているところ。
 ところが、里山に関わる人々は、それぞれの専門分野に没頭して、ぶつかっているか、 お互いにそのテリトリーを干渉しあわないようにしているだけ。 中には素人や専門知識のない人を馬鹿にするような人までいる。 せっかく、「横沢入」にとって良い風が吹き初めているのだから、 この古い体質を一掃できないでしょうか。
 少なくとも我々「ムササビの会」はそのようなことはないと思います。 「横沢入」を愛し、開発問題から何とかしたいと思う人であれば、 専門家だろうか何だろうが関係なく活動ができます。一人でも多くの人が この活動に関わってくれたらと願う一方です。

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