最近仕事の関係で、ほとんど現地に行くことができなくなってしまいました。
何とかしなければという気持ちもあるのですが、どうすることもできません。
とりあえず日記の方は、3ヶ月を1ページという構成にして今後も続けます。
8月5日(土) 今月の予定では、8月の探検隊は仕事の関係で下見を含めて参加できないと思っていたのですが、 急遽参加できることになり、とてもラッキーでした。
6日(日) 今回は、真夏探検。 出発前に、馬が探検隊を迎えてくれました。この馬は、ある大学の先生の馬で自宅からこの横沢入へよく来ています。
一般の道を歩くときは驚くけど、ここでは別に変ではありません。 水の中をのぞくと、カワニナの天敵であるアメリカザリガニ(我々は見つけ次第駆除しています)の死体に
ホトケドジョウが群がっていました。後で調べてみるとこの場所ではたくさんのホトケドジョウが孵化していました。 私の勤務先の高校の理科部員達は、カヤネズミの巣探し。 終了後、里山遊志の吉田君がハリガネムシを捕まえてきてくれました。珍しい! 17日(木)
彼らも大学生。大学へ戻ればまた、講義と本から得られる知識から彼らなりの価値観をつくり
自然保護活動やエコ活動に取り組んでいくでしょう。
9月3日(日) この日の前に、あきる野市が横沢入開発計画を断念するという情報が入り、昼食時に会長の中野氏からその説明がありました。「探険隊」としては今までもあまり政治色は出さないようにしていたために、このような話は初めてのことでしたが、我々にとってはとても良い話でもあるのでこの機会をつくりました。ただ今後の課題として、開発計画が断念された今これからの「横沢入」をどの様にしていかなければ
ならないのかを、皆で考えていかなければならなくなり、そのためにも、この「探険隊」を継続していくことの意義はとても大きいということも話題に上がりました。私としては、このところ本当に仕事が忙しく継続には自信がないのですが‥‥。
誰か代わりに「探険隊」を進めていってくれる人はいないだろうか。
探検隊下見・里山復元活動
6月に発見した、モリアオガエルですが、今回もまた産卵していました。
2ヶ月から3ヶ月間も産卵期間は長いものなのでしょうか。少し不思議です。実は池の木も誰が植えたのかわからない。
もし人為的なものであれば、とても迷惑な話です。横沢には以前よりモリアオガエルは生存していたし、産卵も 畦の縁に細々としていたのですから。
ギボウシが咲いていました。何となく懐かしい花。でも最近人里では‥‥‥
久しぶりの「横沢入」はやはり仕事で疲れた私を癒してくれます。
最近の横沢の状況では、先月も出ていたがJR主催の自然保全の体制づくりが未だにあるようです。 地権者はほとんどがJRなのだから我々のような団体が勝手なとができないのは十分承知しているのだが、
あまりにも机上プランが優先して、またその動きが非常に遅くどんどんと自然環境が遷移優先で 乾燥化などんどん荒れていきます。その度ごとに以前からの住民であるホトケドジョウ・ホタル・
トウキョウサンショウウオ・カヤネズミ・オオムラサキなどなど生活できるプレイスそのもの自体が 減少していくことに対してどの様にお考えなのでしょうか。
里山はヒトが自然の遷移を止めて造った自然環境。その里山の価値観を皆が認めているのであるならば、 やはりヒトが中に入り込み保全活動をしていかなければならないと思う。尾瀬などコアゾーンでは横沢入は
決してないのだ。お前、焦るんじゃないよと言われるかもしれないけれど、里山遊志で行っている 昨年とのデータ比較でも如実にその結果は現れている。何とかして欲しい!
第29回 里山探検隊 by やっさん
残念ながらまだ巣は見つかりませんでした。今見つかれば、巣の中にかわいい子供がいるかもしれないのに!
その他は先月同様、クワガタ・カブトムシを探しにヤナギの中へ。
昨日の下見では、あまりお目当てのクワガタやカブトムシを見つけることはできなかったけれど、 今日は探す目がたくさんと言うこともあって、かなりの数が見つかりました。途中で親子連れが同じように探していたので
いる場所を教えてあげたら、その後もまたまた捕まえていました。
ただ残念なことには、捕まえた彼らを全部持ち帰ってしまったこと。繁殖させてまた返してくれればよいのだけれども 、たぶんそのようなことはないでしょう。自分で楽しむ程度に持ち帰ってくれればよいのに。
何か変なことに加担したような複雑な気持ちです。
午後は、みんなでトンボ池の復元活動。
といっても、大げさなことはできず水が安定して供給されるように水路を本流から引っ張った程度。
それでも私は筋肉痛!もう年なのですね。
珍しいと言えば、途中で出会ったシジミチョウの仲間。どなたか名前を教えてください。
韓国の大学生が訪ねてくれました
写真は、左から洪さん、金さん、城さん、白さん、下斗米さん、林君、川口君、中野会長(ムササビの会)
日本の大学生が主催しているエコリーグと韓国の大学生の同様の団体の合同イベントが日本であり、 その合間を縫って、4名の若者が「横沢入」を訪れてきました。
当初は、里山環境復元活動の手伝いをということでしたが、それよりも横沢入の自然に触れたいという要望が強いようで、
散歩を兼ねた横沢自然案内になってしまいました。
最初は、夏の定番カブトムシとクワガタということでヤナギの中へ。
日本の若者同様、彼らも自然の中で遊ぶことは少ないようで、捕まえた虫をつかむことは苦手のようで四苦八苦の状態。
でも素直に初めての体験を楽しむ姿は体裁を気にする最近の若者に比べてとても新鮮に見えました。
その後、ホトケドジョウ・アカハライモリ・ニホンアカガエルなど横沢の住民と遊び、昼食。
途中で中野会長から「横沢入問題」のレクチャーを受け、韓国の現状などと照らし合わせながら
彼らも考えているようでした。
また、人が自然の遷移を止めてつくっている自然環境である「里山」というものに対しての理解がまだあまりないようで、
自然保護の対象を人があまり踏み入れない自然環境ばかり目がいっていると、
あっという間にこのような環境は開発されてしまうということも話しました。
また、その背景には地元の人々の考え方がかなり影響を及ぼし、あって当たり前という考え方を
変えてもらわなければ「里山」の自然保護はできないというようなことも私は話しました。
ただし、頭の中だけで物事の事実をつかんで対応するようなことはせずに、
実際に五感を通して体験経験を通して今後も活動をして欲しいものと考えます。
第30回 里山探検隊 by やっさん