せいかいです!!

 そう、この鳥がオオタカくん。

 体長は、オスが約47〜52.5p 、メスが約53.5p〜59p です。つばさを広げた長さは、106〜131pぐらいで、オスでハシボソガラスぐらい、メスでハシブトガラスぐらいの大きさです。
  一般的にオオタカの仲間は、オスよりもメスのほうが大きくなります。
 目の上の白い線(眉斑)と目のまわりの太くて黒いもようが特徴です。

 成鳥のオスは、頭が黒く、背なかから尾にかけては、青っぽいグレー色です。体の下面は白またはバフ白色でのどや胸、腹には黒またはこげ茶色の横斑が密にあります。

 成鳥のメスもほとんど同じ色をしていますが、オスにくらべ背中の色がうすく茶色がかって見える個体も多くいます。
 幼鳥は、頭は濃いこげ茶色、背中から尾にかけてもこげ茶色ですが、頭にくらべ少しうすい色をしています。顔は、うすい茶色をしていて、こげ茶色の縦斑におおわれます。
 眉斑は茶色がかった白色ですが、こげ茶色の小縦斑におおわれ、眉斑がほとんどない個体も少なくありません。
 体の下面は茶色がかった白色で、こげ茶色のはっきりした縦斑があります。目のまわりは黒く、目は、巣立ち直後ではうすい緑がかったグレー色ですが、秋までに黄色になります。


オオタカの一年

 オオタカは、一夫一婦制といわれていて、つがい関係は少なくとも繁殖期間中は維持されます。日本のオオタカは一年中同じところにすむ留鳥といわれていますが、一部の個体は非繁殖期に移動するものと考えられています。
1月後半〜3月
求愛造巣期
 求愛期は早いものでは1月に始まリます。
 本格的な巣造りは3月で、木の枝をくみ上げた直形50〜100pの巣を作ります。
4月〜5月
抱卵期
 4〜5月頃メスは、3〜4個の卵を産みます。卵を抱くのはおもにメス。時々オスと交代しますが、交代する時間は個体によって様々。なかにはまったく交代しない個体もいます。
5月〜6月
巣内育雛期
 卵が孵るのは、産卵から40日くらいたった5〜6月頃。生まれたばかりの雛は真っ白な羽毛に覆われています。
6月〜8月
巣外育雛期
 雛は6〜7月頃に巣立ちます。巣の近くを飛び移りながら徐々に行動圏を広げ、早いものでは8月中に独立し分散します。
9月〜1月
非繁殖期期
 子育ての終わったオオタカは、それぞれ独自に生活します。






さあ次の問題!!


 つぎの4つの画像の中でオオタカくんが一番よく食べるのはどれでしょう?

 正解だと思う画像をクリックしてね!


backHOME


参考文献;
『猛禽類保護(もうきんるいほご)の進め方 (特にイヌワシ、クマタカ、オオタカについて)』 環境庁自然保護局野生生物課編発行 財団法人 日本鳥類保護連盟
『図鑑 日本のワシタカ類』  著者 盛岡照明・叶内拓哉・川田隆・山形則男  発行 兜カ一総合出版

Copyright(c)2003,Tokyo OOTAKA protection liaison committee. All rights reserved.