永山北部猛禽類調査短報
東京オオタカ保護連絡会
山一土地鰍ノよる永山北部丘陵住宅開発事業が希少生物に指定されている猛禽類に与える影響を評価するために行っている東京オオタカ保護連絡会永山北部猛禽類調査おいて、下記の項目が確認されたのでここに報告する。
1、事業計画地内部におけるクマタカの飛翔
2、事業計画地周辺域におけるクマタカの繁殖に関する行動の確認
調査結果と解説
計画地周辺域におけるクマタカ確認状況
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確認日
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種名
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個体数
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行動
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パターン
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詳細
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1
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02.03.17
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クマタカ
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1
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飛翔
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直移並行
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計画地上空を北に飛翔(高空)する個体を確認
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2
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02.04.07
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クマタカ
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1
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捕食
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運搬
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降下中のヘビ(種不明)を持つ成雄発見
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1
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林内行動
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飛び込み
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谷間の林内へ飛び込み
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1
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林内行動
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飛び出し
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すぐに飛び出す
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1
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飛翔
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旋回上昇
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ヘビを持ったまま旋回上昇
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2
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求愛飛行
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追尾
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同位置より飛び出した成雌が追尾しつつ共に旋回上昇後東方に直移平行移動。尾根向こうに消失
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解説
クマタカは、種の保存法では国内希少種、RDBでは、類絶滅危惧TBに指定されている。東京都内における繁殖の確認は、数例しかなく最も絶滅が危惧される種である。
bPの確認は、計画地四方を囲む4地点、及び計画地内部1地点に配置した定点のうち北側に位置する定点で確認された。計画地内部より北方に飛翔する行動の確認がなされ、また、同時に他の定点での確認がないため単なる通過ではなく計画地内部からの出現と考えられる。
bQの確認は、同じく北側に位置する定点で確認された。一連の行動より求愛造巣期における営巣木決定のための誘い出し行動と考えられる。この行動は、求愛行動に分類され、猛禽類保護の進め方でいう繁殖の可能性が高い場合の項目に値する。
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